BE VAPPは、平成20年10月28日を最後に閉店いたします。最後の一月を貴方と共に。
Jazz Playerは、一朝一夕にして誕生するのではない。
音楽を理論から奥深く学んだ音楽学校出身者、音楽好きが高じて独学でJazzPlayerを志す者。
それぞれがそれぞれの環境でテクニックを学び、演奏する。
しかし、どんなに難しい曲を弾くことができても、どんなに難しい音が出せても、人の心に届く音楽を奏でることができるか?っというのは・・・
また別の話。
BE VAPPのママは言う。
「何人もここでやりたいっていう子に会ったけど、駄目な子は駄目ってはっきり言うわ、だって芽が出ないのが判っているのに期待持たせたって、その子にとって時間の無駄でしょ。早く他の道を見つけた方がその子のためだもの」
これを本当の優しさという。
「バークリー(ジャズの本場USAにある一流音楽大学)を出てきたって子を何人も見たけど、駄目な子は駄目ね。経歴じゃないのよ。大事なのは、頑張る心と、1つでも良いから持っている光るモノ」
BE VAPPは、そんな若手Jazz Playerの修行の場として長年、名古屋栄の「たての街」地下2階に店を構えてきた。
こので歌っていた女性Vocalistだけを挙げてみる。
そんな先輩達の後を追いかけ、現在 BE VAPPで歌う佳川夏己(よしかわ なつき)は言う。
「その日のステージが終わると、反省会。もうぼろくそに言われます。私も負けずに言い返すけどね」
舞台裏は、やはり覗くモノではないらしい。
「才能はあるに越したことはない。それよりも、夢に向かって努力し続けることが大事。そういう子は、私が何にもしなくても勝手に育っていくわよ。そして、その子達が有名になっていく、それが嬉しいの。」
このママは、自分では歌も歌わないし楽器もやらない。 完全なリスナーである。
私は、日本人のリスナーがこれだけの Jazz Playerに活動の場を与え、メジャーな世界へ送り出したと知って、思わずBlueNote Recordの創始者 アルフレッド・ライオンを思い出した。 (無名の新人ばかりではなく、すでにCDデビューしている実力派のJazz Playerも演奏しているので誤解無きよう。)
このスタンドの左手にあるドアを勢いよく開けて入ってはいけない。
大股で2歩も歩けば、壁と濃厚なキスができるほどの奥行きしかない。
鉄道の客車を思い出していただくと理解しやすい。
入り口のドアがちょうど店の中心にあり、左右に広がっている。 つまり客車のドアから入ったのと同じ状況だ。 そして、入ってすぐがステージで、右側がカウンタ。 左がボックスになっている。 20人も入ればいっぱいだろうか。
しかし、この狭い店のおかげで、中央で演奏される音が拡散せず、濃厚な分厚い音になってリスナーへ届く。 店全体が共鳴管のような役割をしているようだ。
演奏がはじまると、サックスの吐息が頬をなで、ボーカルの声がミストになってリスナーの周りに漂い始め、ギターが紡ぎ出すリズムと旋律がグルーブ感をかき立てる。
Jazzは生もの、フルーティな音を存分に楽しんでいただきたい。
そんな素敵な大人の隠れ家が、存続の危機!?。 「この店をやっていなければ、ベンツが2台買えたわよ」 というママ。
台所は苦しいけど「もう一度夢を見せてくれるような子が出てきたら・・・」頑張って続けるらしい。
貴方が、名古屋は 栄 テレビ塔横の「たての街」地下2階に、BE VAPPを見つけたらラッキーだ。是非行ってみて欲しい。
「この店やってなければ、ベンツが3台買えたわよ」とママは言っているかもしれないが・・・
※ 先日、このHPを見て初めてこのお店へ来たお客さんとお話しする機会があったのですが、ママってそんなに怖くありませんので誤解無きよう。とっても可愛い人ですよ。年下の私が言うのもなんですが・・・、お客より早く酔っぱらう時があるのが玉に瑕(きず)。(笑)
この店の看板にこんな洒落た言葉が書いてある。
「Heart dissolves in space.(心が溶けてしまう空間)」
飲み過ぎると脳みそもとろけるのでご注意を。
料金 1Charge 5,000円 学生の方と初回の方には割引有り
営業時間 19:00〜24:00 (21:00頃から2ステージ)定休日土・日曜日・祝日
名古屋市中区錦3-6-15たての街B2
TEL 052-962-1553
11月25日19:00〜、Jazz in LovelyにてBE VAPP最後のパーティを開催します。
参加アーティストは「スイートキャッツ」を含めて、Be Vappゆかりのアーティスト13名が出演、え?もしかしてあの人も。。。。Be Vappにてチケット販売中。前売り¥9,000、当日(前売りで売り切れるかも)¥10,000 詳しくはBe Vappへお問い合わせください。